大阪大谷大学 非常勤講師上限5年で雇い止めを撤回 

2013年4月の改正労働契約法施行以降、非常勤講師に更新の上限5年間を設定していた学校法人大阪大谷学園が、組合との交渉を経て、その制度を撤廃。今後は5年間の更新の上限を設けないと約束し、2017年2月14日、組合との協定書に調印しました。

非常勤の上限5年条項撤回に向け団交

 2016年12月16日、大阪大谷大学との第2回団交が開催されました。この間組合は、2013年度から一方的に非常勤講師の労働契約書に書き加えられた、更新回数上限5年の撤回を求めて協議してきました。この件について、12月17日、教員を対象に説明会が学内で開かれるとの情報が入り、「団交での約束どおり、組合員の労働条件変更に関わることは、事前に組合に連絡するべきだ」と法人に連絡を取り、この日の団交開催に至りました。

 団交で法人は、「来年度から制度を改め、非常勤講師に対して5年間の更新の上限を設けないことにした」と回答しました。組合が、「つまり、非常勤講師の上限5年で雇止めを撤回する、ということでよろしいですね?」と再度確認すると、「撤回する」と回答しました。これは他大学にも波及する大きな成果です!大阪大谷大学の英断を大きく広め、未だ有期雇用の労働者に、更新回数の上限を設けている各大学にプレッシャーを与えていきましょう!

立命館大学 団交で非常勤講師のコマ数回復を実現!

2016年8月29日、立命館大学との団交が大阪いばらきキャンパス(OIC)で開催されました。

2015年、びわこ・くさつキャンパス(BKC)で非常勤講師として教職課程の授業を教えていた組合員が、持ちコマ数を2コマ削減されました。2015年にOICが開校され、BKCにあった経営学部がOICに移転。学部が減ったことが理由のひとつでした。また、全体的に教職課程を履修する学生が減少しているということも、コマ削減の理由です。組合は、2015年4月に、コマ数回復を求めて団交を行いましたが、その場で法人は、「来年度に向け教職の専任教員を募集するので、2016年度はさらに1コマ減る可能性がある」ことをほのめかしました。組合は団交を重ね、「これ以上のコマ削減をしないように」と強く要求しましたが、法人はけんもほろろな回答で、結果として1コマ数削減を実行しました。組合員は2年の間に、合計3コマもの削減を強いられることになったのです。

今年度に入り、組合はコマ数回復を求め、再び団交を申し入れました。8月29日、今年度2回目の団交が開催されました。その場で法人から、2017年度は組合員のコマ数を1コマ増やす方向で準備を進めるとの回答を得ることが出来ました。立命館大学は、2017年度から教職大学院を開設することが予定されており、専任教員が大学院に移籍になるため、どうしても専任だけでは埋められない授業が1クラスあるので、そこを組合員に担当してもらいたいとのことでした。削減されたコマ数全ての回復には至りませんでしたが、諦めずに交渉し続けた事で、要求の一部を実現することができました。

文科省は、高い専門性を持つ教員を養成するには4年間では不十分だとして、教職大学院を各都道府県に設置する方針を打ち出しています。教職大学院は、国立大学を中心に開設が進められていますが、私学での開設は早稲田、立命館など非常に限られています。鳴り物入りで始まった法科大学院もスッカリ下火になった今、法科大学院の二の舞になりはしないかとの懸念が残ります。今後も立命館大学の動きを注視しておく必要がありそうです。

関学・社会学部 英語非常勤講師雇止め解雇を撤回!

2016年12月24日、朗報が入って来ました。

この間組合は、関西学院大学・社会学部のカリキュラム変更を理由とする、英語非常勤講師雇止め解雇問題について団交を継続していました。「来年度も社会学部で働きたい場合は、公募に応募してもらうことになる」と回答した大学に対し、「20年もの間、問題なく契約更新されてきた非常勤講師には十分な期待権がある」「長年、関学に貢献してきた非常勤講師を雇止め解雇の危険に陥れる今回の公募には反対だ」と主張。組合は公募を中止に追い込みました。そして、「長年更新され続けてきた組合員を次年度も雇用し、コマ数を維持すること」という要求を行いました。

社会学部は公募が実施出来なかったことにより、非常勤講師を確保することが出来ませんでした。そもそも、カリキュラムを変更するからと言って公募を実施する必要などなく、長年契約更新を繰り返してきた非常勤講師で十分対応出来るのです。社会学部は、他学部や高等部での授業確保を検討し奔走していましたが、結果として上手くいきませんでした。

しかし12月24日大学は、組合員の希望する曜日で、現在の持ちコマ数を引き続き社会学部で維持するという具体案を提示してきました。詳細に関する詰め・協定書の作成は年明けになりますが、組合の要求通りの条件が提案され、組合員の雇止め解雇撤回を実現することができました。

本件を合わせると、ここ数年で、関学における非常勤講師雇い止め解雇問題は計4回ありました。その全てを、組合は撤回させ継続雇用を実現してきました。
突然の雇い止め解雇通告を受け、「あぁ、もうこんなところで働くのは嫌だ」「闘ったってどうせ負ける」と諦める前に、教育合同にご相談ください。(できれば、雇止め解雇通告を受ける前から組合に加入することをお勧めします)諦めずに、「雇い止め解雇にするな」「継続雇用をしろ」と声を上げ闘ったからこそ、この結果を手にすることができたのです!

関学・社会学部 英語非常勤講師雇止め問題 
            団交によって、新たな公募を一旦凍結!

2016年7月14日、関西学院大学(以下、関学)と団交を開催しました。 

昨年、関学・社会学部は、2016年度からのカリキュラム変更を理由に、英語の非常勤講師の公募を行いました。長年に渡って雇用してきた非常勤講師に対しても、「次年度の継続雇用を望むのであれば、公募に応募するように」と通知。それを受け、雇止めされるのではないかと危機感を抱いた外国人非常勤講師3名が組合に加入しました。組合は団体交渉を行い、「公募にかかわらず、長年更新され続けてきた組合員を次年度も雇用し、コマ数を維持すること」という要求を実現しました。その際、「学院は、組合員の雇用あるいは労働条件の変更について、事前に組合及び組合員に通知し、組合からの申し入れに対し、誠実に協議を行う」と書かれた和解協定書を双方で結びました。 

しかし、同様の内容で団交を行っている他労組から、「社会学部は、公募で採用した非常勤講師以外は雇止めにするつもりだ」との情報が耳に入り、組合員を2017年度以降も継続雇用することを要求事項に掲げ団交を申し入れました。 

今回の団交には、常任理事が出席。前回団交では、回答権限を持つ理事が誰ひとりとして出席しておらず、団交に臨む姿勢が激しく低下していることを組合が厳しく指摘しました。 要求事項に対する関学の回答は、「今年度も公募を行う。来年度も社会学部で働きたい場合は、公募に応募してもらうことになる」と回答。つまり、公募に応募しなかった非常勤講師は職を失うことになります。例え公募に応募したとしても採用されるかどうかはわかりません。 

組合は、「また昨年度と同じ議論を繰り返すのか。20年もの間、問題なく更新されてきた非常勤講師には十分な期待権がある」「長年、関学に貢献してきた非常勤講師を雇止め解雇の危険に陥れる今回の公募には反対だ」「公募をする必要などなく、現在雇用している非常勤講師で十分対応出来る」と伝えました。 

それに対し社会学部は、「新しいカリキュラムを導入するにあたり、新しい人材を公募することに決めた」との一点張り。そこで組合が「新しい人材でなければ新カリキュラムに対応出来ない理由は何か?」「新しい人材に、具体的に何を求めているのか?」社会学部に質問しました。 

しかし、それに対し渡邊副学部長は、一切何も答えられませんでした。驚きです!組合は、「どんな人材が欲しいか、副学部長が即座に答えられないような公募なら、ただちに止めた方が良い」と伝えました。 

その後、当該組合員から、昨年度の公募において、応募者の公平性が保たれていない状況で面接試験が行われた可能性があると、具体的な報告が行われました。それを聞いた副学部長、学部事務長は、「まさかその様なことはない」と言いながらも、大変動揺した様子でした。組合は、「このような状況で新たな公募を出すべきではない。まずは調査を行うこと。調査終了までは公募を一旦凍結すること」と要求。関学も受け入れざるを得ませんでした。

本来なら、7月15日付けで関学ホームページに掲載される予定だった公募は、現在のところ出されていません。

組合は、昨年度の公募が公平公正に行われたのか追及すると共に、組合員の継続雇用及びコマ数維持を実現するため、徹底して闘います。 

大阪産業大争議が解決

大阪観光大争議が解決

組合員が働く大学(現在および過去)

滋賀医科大、

成安造形大学、京都大学、京都外国語大学、京都造形芸術大、同志社大学、同志社女子大、立命館大学、龍谷大学、

大手前大、追手門学院大、大阪青山短大、大阪大谷大、大阪川崎リハ大、大阪観光大学、大阪学院大、大阪キリスト短大、大阪経済大、大阪国際大、大阪産業大、大阪女学院大、大阪女子短大、大阪樟蔭女子大、大阪市立大学、大阪府立大学、大阪成蹊大、大阪体育大、大阪電通大、関西大、関西外国語大、近畿大、四條畷学院大、摂南大学、千里金蘭大、帝塚山学院大、梅花女子大学、阪南大、桃山学院大、森ノ宮医療大

関西学院大、関西国際大、甲南大、甲南女子大、神戸大、神戸外大、神戸学院大、神戸芸術工科、神戸親和女子大、神戸松蔭女子、夙川短大、宝塚大、兵庫大、兵庫県立大、姫路獨協大、

帝塚山大、

中国学園大、

弘前学院大、

LEC大学