進学塾浜学園 ハラスメント環境の改善を認めず!
関西大手の中学受験塾「株式会社浜学園」(本社・兵庫県西宮市)をめぐる組合員への
ハラスメント問題で、9月4日(金)、第2回団体交渉を実施しました。
組合員2人は、同僚から「サルやチンパンジーみたいなもんや」「ケツ拭け」などの暴
言を受け、被害を訴えました。1人は所属長から4か月間、倉庫での業務を命じられまし
た。そして昨年12月以降、相次いで精神疾患を発症し、休職した2人は会社側にハラスメ
ント調査を求めました。しかし会社側は加害職員の一部の不適切言動を認めながらも「ハ
ラスメント不成立」とし、加害者の配置転換はしないと結論付けました。
このため2人は今年6月「職場の環境整備」を会社に求めるため組合に加入し、7月に最
初の団体交渉を実施しました。団交で会社側弁護士は、加害職員に口頭注意し誓約書を提
出させた、次はより厳しい処分になるので今後することはないだろうと言い、不十分な回
答に終わりました。しかし加害者はその後も同様の言動を繰り返していることが、職場の
人から伝えられています。
2回目の団交でも弁護士は再発防止策について、所属長による定期面談や2人との接触
を「少し回避する工夫」程度にとどまりました。安全配慮義務についても「法的な評価が
入る」として、従来の調査結果を繰り返しました。
さらに重大なのは、初出席した所属長が、昨年11月、組合員から複数回、人事部への通
報を求める報告書を受け取りながら「状況をまとめて報告しましょう」と、自らの判断で
留め置いていたことを認めた点です。
会社側からは看過できない発言も相次ぎました。人事部幹部は復職後について「(低い
)年収に変わりますけど」と言ったり、顧問社労士が「ハラスメントじゃない」「(組合
員の)主観だ」と批判しました。しかし組合が本来社労士は団交で発言できないはずだと
指摘したため、社労士は謝罪しました。さらに弁護士は主治医の診断書について診察事実
に疑義を言い「診察しないで診断書を書いたら医師法違反だ」、所属長も精神疾患につい
て「加齢が原因なのか、持病なのか」と述べました。
被害を訴え、療養を余儀なくされた労働者が安心して職場復帰できる環境をどうつくる
のか、問われているのは会社の姿勢です。
次回団交では「診断書への疑義」の問題点を追及するとともに、復職支援、プライバシ
ー保護、産業医面談について情報開示を求め、実効性ある再発防止策と誠意ある回答を要
求します。

