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堺市 賃金・一時金交渉

11月8日に一回目の賃金・一時金交渉を持ちました。まず、主幹教諭・指導教諭の給料表廃止要求に関わる議論では、2017年度の権限移譲に際して首席を「主幹」に、特2級を3級に(校長5級、教頭4級と順送り)改めたが、給料額も職務内容も「変わりありません」との回答があったものの、「主幹教諭には教頭の補助とういう点に重きを置き」といった言葉もあり、「従前どおり、管理職ではありません」と言いつつなし崩し的に管理職へ移行させようとする意図があるのではないかとして追及を重ねました。最終的には「管理職ではない」「変わりない」との言質を取りましたが、今後も厳しく監視をしていかねばならないと思います。

定時制高校、夜間学級の教職以外の職員(=主に事務職)にも定通手当(に相当する手当)を支給せよ、という要求についても昨年度に引き続いて議論をしましたが、高等学校の定時制及び通信制教育振興法第5条を盾に支給は困難、相当額を支給する他の方途を検討するつもりもないという回答を覆すことはできませんでした。同じ時間帯で働いておりながら教員には特別手当が支給され、事務職には出ないというのは納得できませんし、教壇に立つことだけが教育ではない、授業料に関わって就学支援金・給付金の申請等々で生徒の家庭状況・経済状況に(時には教員以上に)踏み込んで生徒と関わることのある事務職も教育を担っているという認識に立ち、今後もしつこく要求し続けることを通告しておきました。

講師の2級格付けについては、さきに府教委が13都道府県で実施されていることを認めていましたが、今回、堺市教委も政令市20市のうち10市が何らかの形で2級格付けを行っていることを認め、(夏の府教委交渉でも問題となった)義務教講師給料表の上限延ばしと合わせ、待遇改善の方向で年度内提案を目途に検討中であることが明かされ、明るいニュースとなりました。長年の要求事項、一歩前進、です。

一時金については、堺市人事委員会が本給据え置き、0.05ヶ月分の一時金アップを勧告しているようですが、「勤勉手当として支給」という勧告はおかしい、期末手当として支給すべきである、人事委員会の認識は間違っていると指摘。18日の回答を待つことになります。

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大阪支部

維新政治に忖度? 市教委のなさけなさ!

10月11日(金)、年末一時金についての要求書手交後、泉尾北小学校問題について市教委と話し合いました。出席したのは、指導部初等教育課と人権・国際理解担当の3名です。
冒頭、9月18日に申し入れをした要求書について「管理運営事項」ということで、「回答」ではなく、「見解」を述べました。

・今回の朝会内容は偏った内容のもではない。したがって問題はないと考えている。
・内容については校長、教頭から聞き取っている。職員への聞き取りは行っていない。
・朝会ついては事前に職員に説明したと校長から聞き取っている。
・大阪市が推進している多文化、共生教育には反していないと考えている。
・歌手の山口氏への交通費は支払っていない。無償での活動である。
・校長は山口氏の存在を新聞で知り、来校を要請した。

等でした。市教委は校長小田村の擁護姿勢を崩しませんでした。

交渉に参加した組合員から、市教委は皇民化教育、皇国史観、教育勅語についてどのように考えているのかという質問がありました。
市教委はこれらは戦前の教育であり、否定されるものであるという回答はしました。
しかし、朝会で校長が「新天皇が126代目」であると話したことについては、「・・という説もある」と言ったと聞いているので問題がない。
山口氏が話した仁徳天皇の「民のかまど」(戦前の修身の教材)の話も同様である。
市教委は皇民化教育、皇国史観を否定しながらも朝会内容は問題ないと繰り返しました。

さらに驚くべき回答を市教委はしました。
山口氏が歌った「行くぞ!日の丸!」はオリンピックやパラリンピックの応援として歌われたもだと認識しているというものです。
「うつむいた日は過ぎた 時が来た まっしぐら 行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ!ああ勇ましく 日の丸が行くぞ・・」
この歌詞のどこにオリンピックやパラリンピックに応援が込められているのでしょうか。

組合の指摘に対して、山口氏が朝会で「そのように述べたので」を、そうだと考えるという、市教委としての主体性のない回答をしました。
それならば、全市の学校で歌わせたらどうだという指摘については、回答できませんでした。
橋下が市長になって以来、政治が教育に介入してきています。民間校長の小田村も、維新の政治方針で雇用された人物です。
本来、市教委は教育の独立性を維持するためにも、政治介入の防波堤にならなければいけません。
ところが今回の話し合いでは、そのような姿勢はいっさい見られませんでした。

維新政治に抗って、大阪市の教育を守ろうとする気概を市教委担当者から感じることができず、憤りよりも虚しさを憶えました。
10月22日は大嘗祭(「即位の礼」)です。泉尾北小学校だけでなく、大阪市全体の動向を注視したいと考えています。

泉尾北小学校の異常な児童朝会の市教委見解

大阪市立泉尾北小学校で行われた異常な「即位の礼」に関する児童朝会について、
支部はこの間、市教委に対して見解を示すように要求してきました。
要求に対して、8月19日に、市教委の指導部(人権国際理解教育初等教育)がそれぞれの見解を文章回答しました。
見解は朝会内容を容認するものであり、自らの指導責任も放棄しています。到底、認めることはできません。
今後は団体交渉を要求し、交渉の場で市教委の姿勢を追求していきます。