学校再開の準備はできているのか?

大阪府の吉村知事は連日のようにテレビに出演し、「大阪モデル」をアピールしてコロナ禍の出口戦略を立てています。大阪府内の学校では「分散登校」が始まりましたが、5月31日までとされている休校期間終了後の具体的な策は見えてきません。

分散登校では身体的距離を取り学校滞在時間も最小限とされていますが、授業再開となった時にどのようにそれが適用できるのか現時点では全くの白紙状態です。

少なくとも現在の文科省の通知・ガイドラインに照らし合わせるならば、現状の1クラス40名での通常授業などは不可能です。また、手洗い・消毒が奨励されていますが、学校内には多数の児童・生徒に対応する十分な手洗い場もなく、いわゆるアベノマスクが配布(そして、これにも異物が混入)されたぐらいで、なんとも心もとない状態です。ICTの活用についても、学校にはビデオカメラ付きPCもなく、ネット環境も非常に脆弱です。大阪市の小中学校には数年前にタブレット端末が約40台配布されましたが、これも活用されてはいません。大阪府が配った図書カード(正確にはQRコード)も郵送。コロナ禍での迷走は仕方のない部分はあるとしても、このままの状況で学校再開に向かうと、学校がクラスター(感染者集団)になる不安を拭うことはできません。